遠州流茶道 茶道誌「遠州」のご案内

日本の精神文化を発信する総合茶道誌

「茶の湯」のこころ もてなしの哲学

着物を着ることも、正座をすることも、普段の生活には 少なくなった昨今。それでも「茶の湯」の心は日本人にあります。日本に訪れる外国人も、「茶の湯」の世界を通して、日本を知りたいと感じています。日本の精神文化を凝縮した「茶の湯」の心と世界観をお伝えしているのが、遠州流茶道 茶道誌「遠州」です。


遠州流茶道について

豊臣秀吉の天下人の茶頭を務めた利休は、「侘び茶」を大成しました。そののちの江戸時代初期、徳川将軍家の茶道指南役として活躍した小堀遠州は、寛永文化の主導者のひとりとして、王朝文化の雅の心と茶道を融和させ、『綺麗さび』という幽玄・有心の独特の茶道体系をつくりあげました。 小堀遠州は大名茶人であると共に有能な行政官でもありました。名古屋城天守閣、大坂城天守閣、二条城、桂離宮などの城、御所の作事、さらには龍光院内密庵、孤篷庵、南禅寺方丈庭園などの多くの建築や造園にも携わりました。小堀遠州が確立した新たな美意識『綺麗さび』を持つ遠州流茶道は「武家茶道」と呼ばれ、公家や僧侶、大名の交際儀礼として必須の教養となり、もてなしの哲学をもつ存在となっていきました。

日本の精神文化である茶の湯のこころと、もてなしの哲学の魅力を余すことなくお伝えする遠州流茶道 茶道誌「遠州」。総合芸術であり、人生を豊かにする「茶の湯」への誘いとなる内容で毎月お届けいたします。







茶道誌「遠州」のみどころ

宗家対談

各界一流のゲストを宗実家元がお迎えし、茶道に留まらず世界観の拡がるお話が展開されます。(画像は、小堀宗実家元と建築家の隈研吾氏)

茶の湯の花

小堀遠州の和歌「花を愛で 月をながめて庵のうちに 心を澄ます あけくれの空」。花は茶の心を具現し、一期一会の感があります。

点法基本講座

「綺麗さび」を体現する優雅な遠州流の点法。オールカラーでわかりやすい解説となっています。宗家家元の監修。

座談 数寄記録

小堀遠州を始め先達が創り上げた茶道具や点法は、誕生に至る多くの物語が秘められています。当代きっての茶道研究家が集まり、「数寄記録」をひもときます。

遠州好の道具

遠州好のお道具を始めとした美術工芸品の鑑賞や季節ごとの取り合わせも、茶道の楽しみです。道具の解説、銘についてなど、ご紹介解説いたします。